この度コザクラインコ2羽をお迎えしました。
結婚前にも実家でコザクラインコを2羽飼っていて、現在も存命です。
インコが可愛すぎるあまり、バードライフアドバイザー3級の講習を受けてくるほど。
これから鳥さんのお迎えを考えている人に知って欲しい事をまとめてみました。
お迎えする前の心構え
おうち時間が増えているこのご時世、ペットをお迎えしたいと考えている人が多いと思います。
どんな理由であったとしても、ポジティブな気持ちが大半だと思います。
- 可愛い
- 癒される
- 命の尊さを学べる
- 責任感が養われる
などなど……
理由は様々あると思いますが、衝動的に飼うことは絶対に避けてほしい。
世間のニュースでも安易にお迎えし、飼えなくなったら手放すということが問題となっていました。
鳥に至っては悪質な場合、外へ放鳥するケースも実際にあります。
一番ショッキングなケースでは、1羽サイズのケージに30羽以上入れられ炎天下に置き去りされていたという話を聞きました。
お迎えする時には必ず最期まで愛してお世話をする覚悟を持ってください。
鳥の十戒
1.
私は10年かそれ以上生きるでしょう。飼い主と別れるのは大変辛いのです。
お家に連れて帰る前にその事を思い出して下さい。

2.
あなたが私に望んでいることを理解する時間をください。

3.
私を信じてください-それが私の幸せにとって重要なのです。

4.
長い間私に対して怒らないでください。罰として閉じ込めたりしないでください。
あなたには仕事と娯楽があり友達もいます。私にはあなたしかいないのです。

5.
私に時々話しかけてください。
あなたの言葉が理解できなくても、話しかけてくれればあなたの声はわかります。

6.
あなたがどのように私を扱っても、私はそれを忘れません。

7.
私を叩く前に、私にはくちばしがあってあなたの手の骨をたやすく咬み砕いてしまうこともできるということを思い出してください。でも私は噛みません。

8.
私を協力的でない、ガンコ、だらしないと叱る前に、そうさせる原因があるかどうか考えてみてください。
たぶん適切な食べ物をもらっていないか、ケージにいる時間が長すぎるのです。

9.
私が年老いても世話をしてください。
あなたも年をとるのですから。

10.
私が最後に旅立つとき、一緒にいてください。“見ていられない”とか“自分のいないときであってほしい”なんて言わないで。あなたがそこにいてくれれば、どんなことも平気です。あなたを愛しているのだから。

TEN COMMANDMENTS OF PARROT OWNERSHIP
– From a parrot’s point of view –
By Jane Hallander(翻訳:ぷーままさん&DREAMBIRD奥村仁美)
出典元:NPO法人TSUBAS(https://www.tsubasa.ne.jp/about/rinen/jikkai/)
鳥の十戒と犬の十戒
『犬と私の10の約束』という映画で犬の十戒について多くの人が知ることとなりました。
そのことから、鳥の十戒は犬の十戒の真似だという批判もあったそうです。
鳥の十戒の作者はジェーン・ホランダーさんという女性です。
1999年ごろ、ジェーンさんから現在のNPO法人TUBASASに送られました。
犬の十戒は作者不明となっていますが、ノルウェーのペットショップで『犬からご主人への11のお願い』というお知らせが配られていて、それが元になったという話もあります。
諸説あると思いますが、人と生き物が一緒に暮らすようになって大切な事というのは、全世界共通でおとぎ話のように語り継がれているのではないかと私は考えています。
子どもの数より多いペットの数
日本では15歳未満の子どもの数よりペットの数の方が多くなっています。
2020年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口。以下同じ。)は、前年に比べ20万人少ない1512万人で、1982年から39年連続の減少となり、過去最少となりました。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1251.html(総務省統計局)
2020年10月時
犬:848万9千頭、猫:964万4千頭
https://petfood.or.jp/data/chart2020/index.html(一般社団法人ペットフード協会)
犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、1,813万3千頭
ペットとして飼育されている動物は犬・猫だけではないので、この数よりもさらにもっと多くのペットが暮らしています。
さいごに
「○○さんがインコ飼うって話を聞いて私も飼いたくなった」と言われたことがあります。
飼いたくなる気持ちになってくれたのは嬉しい反面、そんな安易に飼いたくなってしまって実際に飼ってしまったら怖いと思いました。
ペットを飼うという事は自分の時間は確実に減ります。
鳴き声に悩まされたり、なかなかケージに戻ってくれずに困ることもあります。
噛みつかれて流血する事だってあります。
それでもやっぱり可愛くて、懸命にトレーニングをしているところです。
何度も繰り返しになりますが、覚悟を持ってペットをお迎えしましょう。
大げさだと思いますか?
私は、ペットを飼っている大多数の人は同じ気持ちだと思っています。